エスペランサ便り

洋画、横浜、ピアノ等について書こうと思います。クイーンの来日が楽しみです。

私にとってのアイドルはクイーン

今週のお題「アイドルをつづる」

私にとってのアイドルは、クイーンです。中学2年の頃にNHK FMの土曜日のスタジオ公開生放送で、洋楽ばかりかける番組がありました。この番組を聞いてロックと親しむようになりました。初めてKeep yourself aliveを聞いた時、何てカッコイイ曲なのだろうと思いました。洋楽を聞き始めた頃、ビートルズを好きになり、週刊FMでビートルズの曲を見つけてはエアチェックして、全曲知る事になりました。ビートルズが解散していたのは、残念でしたが、クイーンはデビューをしたばかりで、彼らの活動を追って行けるのが嬉しかったです。

中学3年の頃にKiller Queenが大ヒットしました。中学校に私はQueenのセカンドアルバムを持っていき、友達とクイーンの話をしたと思います。ミュージックライフも時折買ってクイーンの記事を読んでいました。高校生の頃にクイーンが初来日しました。横浜文化体育館でコンサートをしたのですが、当時はコンサートに行く事ができませんでした。学生時代の友人は、羽田に来日した彼らを見に行ったそうです。ボヘミアンラプソディが大ヒットしました。私はアメリカントップ40をFEN(AFN)やラジオ関東(RFラジオニッポン)でよく聞いていましたが、ボヘミアンラプソディがヒットチャートをグングン上昇していくのは、わくわくすることでした。

クイーンのサウンドは変化をし続け、ディスコ調の曲を発表したときに、離れて行ったファンもいるようです。一番の驚きは、フレディの変貌でしょう。少女漫画の王子様のような風貌だったフレディが、ある時期からひげをはやし、タンクトップのおじさんになって、ドリフの長さんのようになって会場に登場するようになりました。

クイーンは、ブラジルやアルゼンチンに演奏に行きました。愛と精霊の家等の映画で当時の南米の治安の悪さが描かれています。イギリスとアルゼンチンのフォークランド紛争には驚きました。Break Freeを演奏したとき、ファンに靴を投げられたのは、有名な話です。Break Freeのミュージックビデオでの女装が、アメリカで顰蹙を買い、放送禁止になりました。イギリスでは、シェークスピアの時代から、舞台で男性が女装をして笑いを誘う事があったそうですが、アメリカでは彼らのジョークが受けなかったようです。

クイーンが南アフリカサンシティでコンサートをしたため、バンド生命を危うくするような非難にさらされるようになりました。最早過去のバンドになってしまったクイーンがライブエイドで評価されたのは、感涙ものです。You Tubeでライブエイドの他のバンドの演奏を見る事ができますが、彼らは他のバンドを引き離す圧倒的な迫力がありました。

フレディがエイズにかかっているのではないかと言うことは、ドキュメンタリーを見ると1984年頃にはわかっていたようです。フレディーマーキュリーヒストリーの中でポール・ガンバッチーニがフレディは死ぬのではないかと述懐しています。

クイーンは演奏活動を終了した後も、精力的にアルバムを発表していきます。MV のBreakthruで汽車に乗って溌剌に演奏をしていたフレディがエイズにかかっていたなんて想像ができません。

アルバムInnuendoのMV I'm going slightly madはモノクロで撮影されていますが、フレディの病状を隠すためだったようです。悲惨な歌詞と対照的にビデオはコミカルです。ブライアンがペンギンに扮したり(本物のペンギンも登場)、猫の歩くような動作をするフレディが映っています。

フレディはエイズにかかっていると発表をした翌日の1991年11月24日に亡くなりました。今ではエイズを治療する薬が開発され、治療不可能な病ではなくなったと聞いています。フレディが今でも生きていたなら、日本にももっと頻繁に来て、お茶の間のアイドルになっただろうにと思います。

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東京国際フォーラムの展示

先日Queen symphonic orquestraの演奏を聞きに行きました。イギリスから4人のシンガーとバンドが来日し、東京フィルハーモニーオーケストラの演奏で歌いました。当日券も販売していたのですが、大変素晴らしい演奏で感動しました。いくつかの曲は字幕がスクリーンに表示されました。第2部の後半からは、私も立ち上がり一緒に歌いました。ボヘミアンラプソディの応援上映に何度もでかけたので、今回の演奏でも歌いたかったのです。

来年の1月にクイーンとアダムランバートが来日します。埼玉スーパーアリーナのチケットは、プロモーターのCreativeman productionの年間会員になり、SS席を取りました。後ろの方の席だと彼らがよく見えないかも知れませんが、会場で音楽を聴けるだけでも満足です。クイーンの演奏スケジュールは、とてもハードなのでブライアンとロジャーの健康が心配です。無事に元気な演奏を聞かせてくれることを祈るばかりです。