エスペランサ便り

洋画、横浜、ピアノ等について書こうと思います。クイーンの来日が楽しみです。

うるちゃんずーっと笑ってよの会 生前の活躍に圧倒された偲ぶ会

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友が作った編みぐるみ

学生時代に体育会ワンダーフォーゲル部で一緒だった友人(私はスペイン語の勉強と両立できず1年で退部)が4月に亡くなりました。彼女は横浜市港北区のともだち書店(子供の本の店)、鯛ヶ崎公園のプレイバーク、様々な自然活動の会で活躍をしていました。ともだち書店の方が、彼女との出会いに感謝し皆で楽しく過ごせる偲ぶ会を企画して下さりました。ワンゲルの友人から偲ぶ会の知らせを聞き、「うるちゃんずーっと笑ってよ」の会に参加しました。私達ワンゲルの友人は、うるちゃんではなく、友(友子さんなので)と呼んでいました。

 日吉から地下鉄のグリーンラインに乗った時、見覚えのある1学年上の先輩達が電車に乗っていました。日吉本町に隣接するいきいき会館には、沢山の人達が集まっていました。会場の2Fに入ると「うる年表作り」のコーナーがありました。様々な活動、大学時代、新婚時代、年代ごとに友人知人から集められた写真と寄せ書きが沢山貼ってありました。

友は、南青山で育ち小学校時代は、健康優良児として表彰されました。中学・高校は六本木の東洋英和で学び写真部だったと聞いています。大学の社会福祉学科で学び入学早々ワンダーフォーゲル部に入りました。週に3回は四谷の土手から赤坂離宮を一周して走るトレーニングを行いました。山に行く時、女子のザックは20kg位でした。大学では、年に1回マラソン大会がありますが、1年生の時友は、女子の1番を取りました。

卒業後は、いずみ幼稚園で勤務をしました。新婚旅行ではエベレストを見に行ったそうです。

友が病気にかかり手術をしたことを、何年か前に聞きました。手術後も子供会での活動を元気に続けていたので、友はずっと大丈夫なのだろうなと楽観をしていました。今年の年賀状では、沖縄で楽しそうに過ごした写真が載っていました。

会場の奥の部屋では、元気で過ごしていた時のビデオが友の好きだった歌に乗って上映されていました。まるで結婚式の時に上映されるビデオ見ているような錯覚にとらわれました。

午後3時過ぎから友が活動をしていた鯛ヶ崎公園に遊びに行こうと言うことになっていたので、公園にでかけました。プレイパークの活動では、子供たちは公園に遊びに来て自由に遊ぶ事ができます。泥だらけになって走り回ったり、ターザンのようにロープを使って遊ぶ事もできます。偲ぶ会の会場には、泥だらけで遊んでいる友の写真を見ましたが、子供達が遊んでいる様子を見て生前の友の活躍ぶりが目に浮かびました。プレイリーダーをされていた方のお話では、友は率先して山の中を走り回り、子供達が追いかけて行ったそうです。「ベーゴマ大会を始めます」と声がかかると、ベーゴマの得意な大人が遊びに加わりました。サクランボの種飛ばし競技など、面白い遊びをやっていました。ボランティアの方が、パンケーキと梅ジュースを準備しており、私達に提供をしてくれました。

偲ぶ会と言うとお別れの寂しい会をイメージしてしまいますが、今日のイベントは友が元気いっぱい過ごした日々を辿ることができる生前の輝きを感じることができる会でした。何十年も会っていなかった学生時代の仲間や先輩達とお会いすることができたことは嬉しいことでした。

友は私たちの心の中で、ずっと生き続けます。楽しい思い出を私たちに与えてくれたともに感謝します。