保土ヶ谷が住みたくない区？素晴らしい区でした。
本屋さんで立ち読みをしたムックに、横浜の中で保土ヶ谷は住みたくない区と紹介されていました。30年以上保土ヶ谷で生活をした人間からみたら、とてもいこごちが良い町でした。購入していない本を批判するつもりはないので、いかに保土ヶ谷が暮らし良かった場所だか書いてみようと思います。
東京駅に通勤していた父が保土ヶ谷に家を購入したのは、東京までの通勤が30分弱で、閑静な場所に戸建て住宅が建てられたからでしょう。私は８歳まで埼玉まで暮らしていた時は病弱で、小学校低学年の時は、風邪でよく学校を休みました。ところが、保土ヶ谷に引っ越してきてからは、健康になり、風邪で学校を休むようなことがほとんどなくなりました。
家から徒歩10分の所に児童遊園地、英連邦墓地、こども植物園、緑化センターの四つの広大な公園がありました。英連邦墓地は、エリザベス女王、サッチャー首相、ダイアナ妃、ブレア首相が来日したときに、訪問した墓地です。横浜の外人墓地は観光地として有名ですが、英連邦墓地はあまり知られていないと思います。
桜の頃の児童遊園地は、お花見の穴場でした。訪れる人がさほど多くないので、ゆったりとしたスペースでお花見ができます。昔は児童遊園地には野生化した鶏がいました。英連邦墓地には、ウサギが跳ね回っていたことがありました。
小学生の頃は、ケアンテリアのバロンとこれらの４つの公園をよく散歩をしたものです。保土ヶ谷は、子供にとって屋外で遊びまわる素晴らしい環境が残っていました。私は公園も好きでしたが、雑木林の中を犬と一緒に探検するのが好きでした。
実家の保土ヶ谷にいたときは、歩いて通える公立高校に通いました。春になると桜が学園通りに満開になる学校でした。高校のすぐ近くには、保土ヶ谷公園と言う広大な公園が広がっていました。保土ヶ谷球場は、高校野球の県大会の予選の会場になっています。東海大相模等の強豪校が多い神奈川大会でしたが、野球部は、県大会のベスト８まで進みました。高校３年生の時でしたが、野球場に応援に行きました。
40歳を過ぎてから、突然保土ヶ谷の小学校の同窓会が始まりました。横須賀線の保土ヶ谷駅の近くから見える小学校です。鎌倉在住の先生は、山登りが大好きなお元気な先生で、私たちは先生の案内で、鎌倉の山にハイキングに行きました。年に１回の小学校の同窓会では、小学生時代に保土ヶ谷で沢山遊んだ話が出ます。幸せな子供時代を過ごした保土ヶ谷は、懐かしい心の故郷として心の中に残っています。
