エスペランサ便り

洋画、横浜、ピアノ等について書こうと思います。クイーンの来日が楽しみです。

水木しげる魂の漫画展は、戦争の悲惨さが伝わった。

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そごう美術館の、写真撮影OKの場所です。

横浜SOGO美術館の水木しげる魂の漫画展を見てきました。そごう美術館は、何年か前の妖怪・幽霊展を夫がとても喜んで見ましたが、今回も是非行きたいと言っていました。日曜日にでかけたのですが、東京の美術館の展覧会より、はるかにすいていて、じっくりと見る事ができました。私は何年か前に、シルバーデーだと知らずに東京の博物館にでかけ、あまりにも人混みが凄いため、展示物を見る気力をなくしたことがあります。

ゲゲゲの鬼太郎は、子供の頃にリアルタイムで見ていましたが彼の生涯については、あまり知らなかったです。少年マガジンゲゲゲの鬼太郎巨人の星タイガーマスクが連載されていたそうで、巨人の星については子供の時に、漫画で最初から最後まで読みました。

水木しげるは、天才少年画家でしたが、少年の頃に描いた絵で、彼の才能がよくわかりました。戦争でラバウル島に派遣されたときに、左腕を失ってしまったことは知りませんでした。帰国後貧乏にあえぐ生活をおくりましたが、漫画の大ヒットにより世間に認められるようになりました。でも忙しすぎる生活でストレスがたまり、ラバウル島で過ごした南国の生活を懐かしく思い出したそうです。

水木しげるは、ゲゲゲの鬼太郎悪魔くん以外にも、ヒトラー方丈記等の漫画を描いています。また50歳を過ぎてから、世界中を旅行して、妖怪を探し続けたそうです。

私が絵を見た日は、父の日だったため、水木しげるの長女の原口尚子さんがそごう美術館の展示室で、父水木しげるについての講演を無料でおこなったそうです。ちゃんとチラシを見て、講演会の時間に合わせてでかければ良かったと思いました。

横浜SOGO美術館で、7月7日まで水木しげる魂の漫画展は開催されています。このイベントは、水木しげるの世界に興味がある人の他に、戦争の悲惨さを知りたい小学校高学年以上の人にお勧めできると思います。