エスペランサ便り

洋画、横浜、ピアノ等について書こうと思います。クイーンの来日が楽しみです。

やればできると言うのは本当か

やればできると言うのが、子供に接する時の鉄則。でも英語が大っ嫌いで、単語を覚えるのもかったるい、学校の英語の授業なんて下らなくて、英語なんか勉強しても何にも役に立たないと悪態をつく子にやればできると声掛けをするのは、難しい。

神奈川の中学3年生が高校受験をする場合、10月に出る中3前期の通信簿の成績である程度受験できる高校が決まって来る。中学時代は遠い昔だから、細かいことは覚えていないけれど、定期テストの前は家に帰ったら、夜寝るまで勉強をした記憶がある。インターネットなんてない時代だから、スマホYoutubeにうつつを抜かすと言うことはあり得なかった。

やればできると言うのは、少しでも良いから努力をした場合。英単語が覚えられなくても、今日は1から10までスペリングを書いて覚えようと決めてノートに書くことくらい、音楽を聴きながらとかテレビを見ながらでもできそうと思うが、英語が大っ嫌いな場合は、そういうことも不可能で無理と聞く耳を持たない。

社会に出て働く事と比較したら、学生でいられるのは、安泰な生活だけれど、10代の時はわからないと思う。自分も社会で働く事がどういう事かよくわからなかったけれど父親を見ていると、体調が悪くて会社を休んだ事は1日もなかった記憶がある。父は50歳を過ぎて脱サラをして会社を作ったが、失敗し、フランチャイズチェーン店も経験したが、60歳近くでサラリーマンに戻り、70歳まで働いた。大学を卒業してからその年齢まで働き続けるのは、大変な事だと思う。

やればできると言っても、できるようになるまでやることは実際難しい。30年以上のブランクを経てピアノを電子ピアノで練習しているが、ラカンパネーラが弾けるようになるのか、全く先が見えない。69小節までさらったけれど、ヘッドフォンをつけて電子ピアノで弾くのと先生のレッスンでグランドピアノを弾く時とは、感触が全く違う。YouTubeの「ラカンパネラへの道」(ジャズピアニストの根木マリサさんの解説)が演奏のポイントをわかりやすく解説していて役に立つ。但し物凄いボリュームなので、最後まではまだ見ていない。